物件選びのPoint:金銭的要因
一戸建てなどの物件を購入するという事は高額な資金を投じ「不動産の所有者」になる
事を意味します。それに伴って契約、登記の
際には様々な税金が付加されます。
よくある質問でも回答していますが、
家の取得時には「印紙税」、「登録免許税」、
「消費税」、「不動産取得税」の他に
購入資金援助を親族から受けていれば
「贈与税」がかかります。
購入時に一括払いなら構わないんですが、
ローンで購入した場合の契約にも税金がかかります。更に、不動産を所有ている期間は「固定資産税」、「都市計画税」も。
夢のマイホームと言っても金銭的な面で事前に総額いくらかかるかなどの
試算をするなど計画性を持って購入しなければいけません。
これら税金は各自治体の財政力によって税率が異なるものがあり、財政力が豊かな自治体の場合、税金に対する補助制度や行政サービスが整っています。試算をする時には購入物件地域の自治体の財政状況も確認しておくことをオススメします。
購入物件の資産価値
物件を購入した場合、その物件の資産価値がどう変動するのかという問題は、将来的に移り住むことを考えている方は当然気になりますし、
そうでない方でも高額を投じて購入した物件の価値の行く末が気になるハズ。
不動産の資産価値は地下動向を追うことで分かりますが、地下動向に影響する
地域の経済発展の重要な要素をご紹介します。
せっかく購入したのに転勤で移り住むハメに・・・
売値が安くてローン返済が苦しい例え物件購入をする時に「一生住むつもりで」と考えていても、
転勤や家庭の事情など、やむを得ない状況に置かれて
転居や物件のを売却する可能性があります。
地域のローン補助制度など社会的状況の変化によりローン返済が厳しくなり、
やむを得ず物件を売却しなくてはいけなくなったという話もよく耳にする状況です。
一度作って永遠に住める建物は存在しません。当然建築物は
時間の経過とともに老朽化しそれに伴って物件の価値はもちろん下がっていきます。
物件が下がる一方、土地の値段・価値は下がりません。
土地が老朽化することはまずないのでその土地の周囲を取り巻く環境が
大幅に変化しない限りは価値はそのままです。最終的な物件の資産価値はと言うと、
立地条件や管理・保存状態の良し悪しなど環境によって全く異なります。
購入する時には物件の周りの環境が将来的にどう変化するかも考えて
価値の下がらない、もしくは下がりにくい物件を探すことも
保険として考えておきましょう。
例として資産価値が下がらないマンションの条件を紹介しておきます。
- 購入前と後で立地条件が変わらない
- 広い敷地に広い部屋、敷地内に緑が多く海も見渡せる
- 駅から10分以内アクセスが良く、周囲の環境も良好
人はやはり住む際の「快適さ」を考えて物件を選びますから、
一般的に多くの人に住みたいと思われる条件が揃った物件は
年月が長い年月が経過したとしても管理さえしっかりしていれば
資産価値を高く保つことができます。
AとBの物件で迷って最終的にAの物件にしたけど・・・
自分の希望する条件がある程度揃った物件が2つあった場合。例えばAの物件の場合「間取りは狭いが会社に近い」、
Bの物件では「Aの物件と値段は同じで間取りが広いが隣町」。
迷った末にAの物件を選んでみたものの、数年後にBの物件の方が
地下鉄や鉄道などのアクセスに便利な点が増え、結果としては
総合的な面でBの物件の方が好条件になってしまうケース。
このAとBの物件、どちらが資産価値が高いでしょうか?
正解はBの物件です。通勤や通学に便利な立地条件は
物件の資産価値に大きく影響する要因です。
上に挙げたケースは、購入時点ではA、B共に地価公示価格が差ほど
差がなかったことが最終的に判断ミスをしてしまった原因ですね。
駅やバスなど交通アクセスが良好な土地は資産価値が上昇するばかりではなく、
移動手段が充実することにより街が活性化し、自然と
大型スーパーや飲食店、生活に便利な店や施設が造られていきます。
このような鉄道や市街地整備計画に関しての情報は
市 役所に問い合わせることで詳細な情報を得ることができます。
ただ、整備計画の多くは長期的で実際に稼働するまで
10〜20年後の計画なんてのもザラです。購入時にはまだ
計画段階のままで開通する時期が未確定だった場合だと
資産価値の上昇を見込んだ上での購入の決め手とするのは
いささか難しくなります。もしかしたら整備計画が変更されるかもしれませんしね。
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Last update:2023/2/27